ALS(筋萎縮性側索硬化症)ってどんな症状なの?治療はできるの?

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ALS(筋萎縮性側索硬化症)っていう病名を「あまり聞いたことがない!」という方も多いのではないでしょうか。

2014年に頭から氷水をかぶる「アイスバケツチャレンジ」運動が、アメリカで始まり、YoutubeやFacebookなどのSNSで拡散され、日本でも社会現象になったのは、ご存じの方も多いはず!

Facebookをやっている方は、シェアなどで「見たことある!」という方もいるのではないでしょうか?

見たこと無いという方は、よかったら動画をご覧ください。

こんな感じで、有名人が次々と氷水を頭からかぶったのです。

これらの運動は、ALS(筋萎縮性側索硬化症)の研究を支援するために行われ、氷水を頭からかぶるか、アメリカALS協会に寄付をするか、どちらも行なうかの運動だったのです。

今回はALS(筋萎縮性側索硬化症)がどんな症状なのか?また、治療ができるのか?について、ご紹介します。

ALS(筋萎縮性側索硬化症)ってどんな症状?

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「病名も聞いたことがない!」「聞いたことはあるけど、どんな病気か知らない!」という方も、いらっしゃると思いますので、どんな病気なのかをお話ししますね。

ALSとは、英語でAmyotrophic lateral sclerosis(エイマイアトロフィック・ラテラル・スクロロウシス)の頭文字を取った略称で、筋萎縮性側索硬化症(きんいしゅくせいそくさくこうかしょう)という病気です。

人間って、手や足や顔を自分が思った通りに動かすことができますよね。

それは、脳や末梢神経から筋肉へ命令を出して動かしているのです。

しかし、ALS(筋萎縮性側索硬化症)は、脳や末梢神経から筋肉へ命令を伝える運動神経細胞が侵される難病で、運動神経細胞が侵されてしまうと、手や足などに信号が伝わらなくなり、筋肉が動かなくなったり、やせ細ったりしていくとても怖い病気なのです。

現在、日本には約8,300人の患者さんがいらっしゃると言われています。

そんな怖い難病のALSの初期症状はどんな症状があるのか見ていきましょう!

初期症状

  • 手や足の筋肉が細くなりやせ細っていく
  • 食べ物の飲み込みが悪くなったり、しゃべりにくくなる

ALSになると、ほとんどの方が手や足に異常を感じます。箸が持てなくなったり、荷物を持ち上げられなくなったり、手足の腫れなどの自覚症状を感じます。その後、手足がやせ細っていきます。

また、舌や喉の筋肉も弱っていくため、食べ物や唾の飲み込みが悪くなり、むせ込んだり、話していても何をしゃべっているのか分からなくなったりします。

進行していくと・・・

  • 全身の筋力低下
  • 呼吸がしにくくなる(呼吸困難)

初期症状で、手足の筋肉が細くなり、やせ細って行きますが、やがて全身の筋肉がやせ細り、筋力が低下(無くなり)し、動けなくなり、寝たきり状態になってしまいます。また、言葉を発することが出来なくなったり、口を閉じたりすることも出来なくなったりもします。食事に関しても、噛んだり、飲み込めなくなったりするため、口から摂取が出来ず、チューブを入れたり、点滴で栄養を取ったりします。

また、呼吸がしにくくなったり、呼吸困難になると呼吸器をつけなければならなくなるのです。

他の神経や五感も侵されるの?

運動神経細胞が侵される怖い病気「ALS(筋萎縮性側索硬化症)」

他の神経や五感(視覚、聴覚、臭覚、味覚、触覚)も侵されていくのかが気になったので調べてみました。

まず、心臓や胃や腸なども筋肉で動かしているのですが、この筋肉は「運動神経細胞」ではなく、無意識に働いている「自律神経」となり、「自律神経」は侵されないそうです。

また、五感(視覚、聴覚、臭覚、味覚、触覚)も大丈夫だそうです。

ただ、厄介なのが動神経細胞が侵されるので、手や足を動かすことができません。

例えば、蜂に手を刺されたとしましょう。刺された際の痛みは「知覚神経」なので感じます。通常、痛みで手をパッと引くと思いますが、手を引くのは「運動神経細胞」の働きになるため、引くことや逃げることができないのです。

しかし、呼吸については、運動神経細胞と自律神経の両方が関係しているため、呼吸筋が侵されてしまい、呼吸困難になってしまい、呼吸器をつけないといけなくなったりしてしまいます。

ALS(筋萎縮性側索硬化症)は治療できるの?

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ALSの原因究明の研究はされており、かなり進歩してきてはいるのですが、いまだ原因は明らかになっていません

ただ、これまでの研究で「これが原因ではないのか!」とされているものから、いくつかの仮説を立てて、そこから治療薬(2015年8月現在)も出されています。

<日本で承認されている治療薬>

飲み薬 リルゾール
点滴 エダラボン

このように治療薬もあるのですが、完全に治療ができるというものでもありません

まだまだ試験進行中だそうですので、早く治癒できるような薬を開発して欲しいですね!

まとめ

今回はALS(筋萎縮性側索硬化症)ってどんな症状なのか?また、治療ができるのかについてご紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか。

手や足などの筋肉から始まり、最終寝たきりや呼吸困難になる、本当に怖い病気ですよね。

一人でも多くの患者さんが治癒できるように、治療薬の開発が早く進んで欲しいと願うばかりです。

参考になれば嬉しいです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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