キラキラネームって本当に就職に不利なの?面接官が思う理由とは?

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ななほしてんとうさんによる写真ACからの写真

黄熊(ぷぅ)、今鹿(なうしか)、皇帝(しーざー)、姫愛(てぃあら)、龍飛伊(るふぃ)、新一(こなん)、心愛(ここあ)、姫凛(ぷりん)…etc

漢字だけ見ると「何て読むの?」というような「キラキラネーム」

最近でも、「王子様(おうじさま)」と名前を付けられた山梨県の男性が改名を申し立て、認められたニュースが話題になっていました。

改名するぐらいなので、やっぱりキラキラネームって何かと不利なことも多いのでしょう。

親目線で考えると、自分の子供に贈る最初のプレゼントですし、珍しい漢字や読み方など個性的で特別な名前を付けたいと思う気持ちも分かります。

しかし、現実はというとキラキラネームを付けられた子供が、学校でいじめられたり、進学や就職が不利になった!という声も少なくありません。

そこで、今回は実際にキラキラネームって就職に不利になるのかにクローズアップしてご紹介していきます。

キラキラネームって本当に就職に不利なの?

名前を付けられた本人は本当だったらめちゃくちゃ嫌ですよね。だって、基本的にはどうすることも出来ないですから…。

実際に面白いデータがあるのですが、2013年に生命保険会社さんが、新卒採用関係者さんに調査をおこなった所「キラキラネームよりも古風な名前が有利」と14.5%の回答があったそうです。

このデータからも分かるように、一般的な名前より採用率が低くなっており「キラキラネームが就職に不利」と言われているのです。

考えてみるとそうかも知れませんね。就職試験の面接官って会社の幹部の方が多く、就活生の親御さんよりも少し上ぐらいの世代の方が多くないですか。

その世代の方々昔からこう教えられて来た方も多いのです。

「名は体を表す」です。

このように、ことわざにあるように名前によってその人物の本質を見極めることができると言われてきたのです。

更に、最近では「名は家庭を表す」という風になりつつあるそうで、他人が読めない漢字や読みを使うことで「自分本位で自己中心的な家庭で育った」とか「周囲の迷惑を一切考えない親御さんに育てられた子」という風に捉えられるそうです。

また、キラキラネームの子は、幼い頃から名前が原因でいじられたり、いじめられた子もいるそうで、必要以上に自分自身を小さく見せる傾向にあるそうです。

その結果、自己主張が少なく、大人しい性格となったり、面接の際に大きな声でアピールすることができなかったりする子もいるそうです。

一概に名前だけが原因ではないと思いますが、実際にキラキラネームというだけで、このような印象を与えてしまう可能性があり、不利になる可能性があるということなのです。

キラキラネームが世界でも話題に?

キラキラネームって、実は日本だけの問題ではなく、今世界でも問題となっているのです。

アメリカのシッペンズパーグ大学のデービッド・カリスト教授が、15,000人の名前について調査し「人種や性別問わず、珍しい名前や異性的な名前の子どもたちの多くが貧困と犯罪に関与している傾向が高い」と発表したのです。

日本でも過去に、キラキラネームの男性新入社員が入社半年ほどで出社しなくなり、その数日後、親御さんが会社に乗り込んできたという事件がありました。

親御さんいわく「上司のいじめによって子どもが出社拒否になった」と主張し、会社に対し、損害賠償を求めたのです。しかしその事件、会社がいくら調べても上司に落ち度は無く、キラキラネームの男性社員の被害妄想であったことが判明したのです。

この一件を受け、多くの大企業がエントリーシートや面接の際に、キラキラネームの子供に対して厳しくなってしまい、試験結果が同程度の場合は、一般的な名前の子どもを採用するようになったそうです。

他にも、キラキラネームが原因でうつ病を発症したり、医療リスクの問題なども挙げられています。

また、メルボルン大学の研究者・サイモン・ラーハム教授によって、シンプルな名前の子どもは出世しやすく、円満な人間関係を築きやすいという研究報告が行われており、インパクトよりも常識を優先した方が子供のためになることも明らかにされたのです。

キラキラネームを変えたい時はどうすればいいの?

toyaさんによる写真ACからの写真

ここまで、キラキラネームが就職に不利になる可能性が高いお話や、世界でも話題になっているお話をしてきましたが、親から付けてもらった名前ですし、正直どうすることもできませんよね。

実際、そんな簡単に改名することも出来ませんし…。

ただ、「どうしても今の名前が嫌!」とか「いじめ続けられている」など、「どうしても名前を変えたい!」という方もいることでしょう。

その場合、先程ご紹介した山梨県の男性のように「改名」という方法があります。

■名前を改名したい場合

戸籍法第四章第十五節「氏名の変更 (第百七条‐第百七条の二)」に記載されている “正当な事由によって名を変更しようとする者は、家庭裁判所の許可を得て、その旨を届け出さなければならない”に則って名を変更することが可能なのです。

ただ、簡単に変更できるものではありません。例えば「恥ずかしい・嫌だ・目立つ」などの理由だけの場合、正当な事由として認められず変更が出来ない可能性が高いのです。

正当な事由としては、

  • 難解、難読な名前
  • いじめや差別を助長させる名前
  • 親族や近隣に同姓同名の方がおり、生活に支障が出ている
  • 同姓同名の犯罪者もしくは被疑者がおり、風評被害をこうむっている
  • 性別の変更によって本人の外見・性別と名前に食い違いがあり、不便であること
  • 長年の通称を本名にしたい
  • 出生届の際に誤りがあった

などが挙げられます。

もし、このような理由が1つでも当てはまる場合は、改名が認められる可能性がありますので、届け出てみてください。もちろん、家庭裁判所ではきっちりとした理由を述べなければなりません。

改名する際は、今まで生きてきた中で、キラキラネームによってどのような被害を受けてきたのかをしっかりと伝えるようにしましょう。

改名の前に、もう一度自分の名前を考えてみよう!

改名となると、本当に大変です。色んな手続きも必要になりますし、時間も要します。それでも、改名したいという強い思いがあったり、被害を受けているのであれば、改名もいいかと思います。

ただ、改名する前に親から付けてもらった名前なのでもう一度確認してみましょう。

● 名付けの意味は?

ご両親やおじいちゃん、おばあちゃんなどが「どんな想いで、どんな意味を込めてこの名前を付けたのか」をきっちりと聞いてみましょう。それを知ることで、名前に誇りを持つことが出来るかもしれません。

● 字画などを調べる

今は姓名判断などをするサイトや本などもあります。字画などを調べてみると、めちゃくちゃ良い字画の可能性もありますよ。大器晩成型とかかも…。

● 逆に名前をアピールポイントにする

キラキラネームは不利な反面、プラスの要素も存分にあります。それは「覚えてもらいやすい」ということです。ですから、面接の際には、名前を自分からアピールするのです。

例えば「私の名前は、黄色の黄に熊と書いて(ぷぅ-)と申します。ぷぅーさんの様に皆さんから愛される人間になるように親から付けてもらったので、そのような人間になるのが目標です。」とアピールするのです。

このように、キラキラネームでも対応次第で良い印象を与えることができますので、しっかり自分の名前を理解し、アピールしていきましょう。

まとめ

今回は実際にキラキラネームって就職に不利になるのかについてご紹介させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか。

お伝えしたように、最近では「名は家庭を表す」と言われており、キラキラネームによって「自分本位で自己中心的な家庭で育った」とか「周囲の迷惑を一切考えない親御さんに育てられた子」という風に捉えられ「就職が不利になる」ということもあるそうです。

また、多くの国の教授や研究者が、キラキラネームの人と貧困や犯罪との関係や、出世や円満な人間関係が築きにくいなどについて研究し、警鐘を鳴らしています。

ただ、すぐに改名という訳には行きませんので、「両親がどんな想いや意味を持って付けたのか」や「キラキラネームをアピールする方法」をまずは考えてみましょう。

それでも「どうしても改名したい!」という正当な理由があるのであれば、家庭裁判所へ変更届けを出すようにしましょう。

ただ、届け出をしたからと言って、必ず改名できると限りませんのでご注意くださいね。

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