強力粉が品薄!?なぜ?コロナのせい?その理由がコレ!

強力粉の品薄状態が長期的に続いています。
スーパーの小麦粉売り場を見て、
棚がスカスカなのに驚いた方も多いのでは!?

強力粉だけではなく薄力粉やホットケーキミックス、お好み焼き粉など、小麦粉コーナーの棚にほとんど商品がない状態です。

なぜこんなに小麦粉関連商品が品薄になっているのでしょうか。

「新型コロナウィルスの影響?」
「輸入が間に合っていない?」

そこで今回、小麦粉製品、特に強力粉にスポットを当てて、品薄状態の理由と強力粉の代わりに使える食材についてご紹介していきます。

目次

強力粉が品薄になっているのはなぜ?

2020年1月から感染が拡大している新型コロナウィルスの影響で、全国的に小麦粉商品が品薄状態になっています。

それには、次のような理由が考えられます。

家で手作りパンやお菓子を作るため

外出自粛を余儀なくされ、学校も休校になっていて、自宅で過ごす時間が多くなっています。

そこで、自宅での時間を楽しく過ごせるようにと、親子でお菓子やパンを手作りするため、小麦粉を買い求める家庭が多くなっています。

このため、需要が拡大して、生産が間に合わず品薄状態に陥ってしまいました。

品薄状態に慌ててしまい、必要もないのに何となく買ってしまった

たまたまスーパーで小麦粉売り場に行った際に、棚に商品が少ないのを見て焦って買ってしまったという人もいるようです。

コロナウイルスの影響で輸入されないことを懸念して

小麦粉の最大の輸入国はアメリカです。

そのアメリカから商品が入ってこないのではないかと心配になり、前もって買いだめしようとする人がいるため、品薄に。

この中で『1.家で手作りパンやお菓子を作るため』が一番大きな原因となっています。

強力粉って何に使うの?

薄力粉はてんぷらやお好み焼きに使ったり、お菓子作りに欠かせないため品薄状態なのもわかりますが、強力粉もないのはなぜなのでしょう。

小麦粉の種類と使われる料理は大きく分けて次の3つです。

小麦粉の種類 料理
薄力粉 お好み焼き、てんぷら、
ケーキ、クッキー
中力粉 うどんなどの麺類
強力粉 パン、ピザ、餃子の皮など

強力粉が最も使われているのはパン作りです。

強力粉にはグルテンが薄力粉よりも多く含まれていて、文字通り強い弾力が生まれます。このため、もちもちした食感を出したい食品作りに最適とされているのです。

自宅でパンやピザを作るため強力粉を買い求める家庭が増えています。忙しい主婦たちにとって緊急事態宣言前の通常時期では、捏ねたり発酵に時間がかかるパンは作るのに結構手間がかかります。

そのため、普段はあまり作る機会が持てません。

しかし休校のため子供も家にいるし、外出自粛が求められる中で自宅にいる時間が多くなっているため、この機会に親子でチャレンジしようという方が多いようです。

「ステイホーム」を楽しく過ごしたいという思いから、強力粉を購入して自宅でパンを作る家庭が増えているんですね。

強力粉の代用品には何があるの?

強力粉の代わりになるものって何があるの?

強力粉と同じように使えて栄養価がどうなのかを知りたい方も多いと思います。

強力粉の代替品と使えるものには様々な食材がありますが、ここでは5つご紹介します。

  • おからパウダー
  • 米粉
  • タピオカ粉
  • 大豆粉
  • 玄米粉

小麦粉代用品で注目するべき特徴はグルテンフリーであること。小麦粉アレルギーのお子さんを持つ方も安心して使えます。

さらに、最近では小麦グルテンを除いた食生活をしている、美容・健康志向の高い方も増えており注目されてきています。

グルテンを摂取しないことで、体調や肌の調子が良くなったという声も多く出ています。

それぞれの粉について説明しましょう。

おからパウダー

大豆を絞った後に残るおからを乾燥させてパウダー状にしたものです。

おからは高たんぱく低カロリーで食物繊維が豊富。お通じの改善にも役立ち、満腹感も得られるため、ダイエット中の方にもぴったりです。

ケーキやクッキーなどのお菓子作りにも使えますし、ベーキングパウダーを使うとパンを作ることもできます。小麦粉に比べ低糖質なのも嬉しい特徴ですよね。

米粉

お米を細かく砕いて粉状にしたもので、和菓子などの材料にも使われます。

小麦粉はほとんどが輸入品ですが、米粉は国産の米が原料として使われているものも多く販売されています。

米粉で作られたパンは、もちもちとした食感で、小麦粉に比べると油の吸収率が低いのでさっぱりとした風味が特徴です。

タピオカ粉

タピオカといえば、近年再ブームになっていて、黒くてもっちりとした食感のものを想像しますよね。タピオカの粉は白く片栗粉のような手触りです。

タピオカ粉はキャッサバイモと呼ばれる植物の根や茎から作られたでんぷん質が原料となっていて、癖がなく不純物が少ないのが特徴です。

もちろんグルテンフリーですので、安心して使うことができます。

もちもち食感のためパン作りにも使えますし、料理をする際のとろみ付けなどにも利用できて便利です。

ただし、一つだけ欠点が…。

でんぷん質ですのでカロリーが他の代用品に比べて高く、食べすぎには注意しなくてはいけません。

大豆粉

大豆をそのまま粉砕した大豆製品で、大豆の栄養が丸ごと摂れるのが特徴です。

小麦粉よりも糖質73%オフで、食物繊維もたっぷり。小麦アレルギーの方はもちろんですが、ダイエットをしている方、大豆イソフラボンを摂取したい方にも最適な食品です。

パンやピザ以外にも、てんぷらやお好み焼きといった料理にも使えますし、お菓子作りなどにも活躍してくれます。

玄米粉

玄米を丸ごと粉末状にしたものです。白米で作られる米粉よりもビタミンやミネラルが豊富な健康食品です。

玄米を炊いて食べるよりもより消化・吸収しやすく、玄米ごはんが苦手な方でも手軽に玄米の栄養を摂ることができます。

料理やパン・お菓子作りなど幅広く利用できるので、強力粉の代用品としても非常におすすめです。

まとめ

今回は、強力粉が品薄状態の理由と、代用品として使える食材についてご紹介しました。

品薄の原因は、新型コロナウイルスによる外出自粛で手間と時間のかかるパンやピザを自宅で手作りしている人が増えたことが一番の原因だったのです。

売り切れになっていても、今回紹介させていただいたように小麦粉に比べて栄養価の高いものから糖質がカットできる代用品もありますので、ぜひ他の食材を使ってパンやピザを作ってみてくださいね。

強力粉とは違う食感と風味が楽しめますよ。

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