自転車でのイヤホンは片耳ならOK?違反したらこうなる!

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自転車通学や自転車通勤をしている方を見ていると、イヤホンをしている方って結構いませんか?

「あれって、違反じゃないの?」って思っていたんですが・・・。

実際のところ、どうなんでしょうか?

「本当に違反になるのかどうか?」気になりませんか?

そこで、今回は「自転車でのイヤホンは片耳なら違反じゃないのか?」、「罰金や罰則はあるのか?」について調べてみましたのでご紹介させていただきます。

自転車通勤や自転車通学をしている方はご参考に!

目次

片耳イヤホンは道路交通法違反にならないの?

ニュースなどで取り締まりが厳しくなったと聞きますが、実際どんな風に厳しくなったのか気になりますよね。

では、ご紹介していきます。

まず、大きなくくりで言いますと、

イヤホンをした状態で自転車を走行するのは、

  • 「違反となる」

そうです。ただし、「周囲の音や声が聞こえる状態の片耳にイヤホンを付けた状態での自転車走行の場合は、違反にならないというのです。

「じゃあ、両耳にイヤホンをしていても、聞こえていた!」という場合と、「片耳イヤホンだけど聞こえていなかった!」という場合の、ラインはどこなのか?という様なことが、インターネット上などでも物議を醸しています。

ケースを見てみると「片耳の状態で自転車に乗っていたら注意された」という方が結構いらっしゃる一方、「片耳にイヤホンをした状態で自転車に乗っていたけど、お巡りさんから注意されなかった」という方もいらっしゃいます。

さて、この違いは、なぜ生まれてしまったのでしょうか。

実は、片耳イヤホンでの自転車が違反かどうかは、

  • 各都道府県によって異なる

のです。東京や大阪では、片耳イヤホンをした状態で自転車を運転していると注意を受けますが、神奈川県内の場合は注意をされないことがほとんどのようです。

神奈川県警察の公式ホームページには「運転中に、音楽やラジオなどを聞いただけで違反となるわけではありません。」としっかり明記されています。しかし、警視庁では、「東京都内に限ったことですが、イヤホンが片耳でも両耳であっても関係なく注意を受ける可能性が十分にあります」とおっしゃっています。

大阪の場合も「警音器、緊急自動車のサイレン、警察官の指示等安全な運転に必要な交通に関する音又は声を聞くことができないような音量で、カーオーディオ、ヘッドホンステレオ等を使用して音楽等を聴きながら車両を運転しないこと」とされています。

このように、片耳イヤホンによる自転車運転は、自治体や各都道府県の警察によって異なっているのです。

ですから、お住まいの地域によって違反になるか?ならないか?が違うのです。詳しくは、お住まいの都道府県の警察署のホームページを確認してみましょう。

ただ、今後は片耳イヤホンに関する解釈も統一される予定となっていますので、今は違反じゃ無くても、いつのまにか法律が改定されていて、違反を犯してしまったとならないように、今のうちから片耳イヤホンでの自転車走行は辞めておいた方が無難だということです。

イヤホンをして自転車運転するとどんな罰則?

以前の記事でも、ご紹介させていただいたように、2015年6月に「道路交通法」が改正され、以下のような自転車の「危険行為」14項目が示されております。

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(クリックすると拡大表示)

このような、危険行為に当てはまる場合、注意や警告を受けます。

そして、違反行為を2回以上摘発されると、公安委員会より「自転車運転者講習の受講命令」が出されます。

命令を受けて、3ヶ月以内に自転車運転者講習(5700円)を受ければ、罰金の支払いは大丈夫なのですが、命令を無視し、受講しなかった場合は罰金が処せられます。

では、命令を無視した場合の罰金はいくらなのでしょうか。

イヤホンを付けて自転車運転した場合の罰金はいくら?

イヤホンを付けて運転していて、周囲の音や声が聞こえない状態の場合、5万円以下の罰金となります。

その他にも、よくある違反例としては

  • 道路交通法第17条・63条第3項「歩道通行の禁止」は3ヶ月以下の懲役、または5万円以下の罰金
  • 道路交通法第57条「二人乗りの禁止」は2万円以下の罰金、または科料

などがあります。

改正により自転車に対しても、かなり厳しくなっていますので、十分注意しましょう。

 

まとめ

今回は「自転車でのイヤホンは片耳なら違反じゃないのか?」、「罰金や罰則はあるのか?」についてご紹介させていただきました。

基本的には、違反となりますが、きっちりとしたルールが各都道府県によって異なりますので、お住まいの地域の警察署のホームページなどで確認しておきましょう。

また、違反や罰金なども大事なことですが、自転車による交通事故の件数は、年々増加しております。

周りに迷惑を掛けることがないように、自転車に乗る際は、交通マナーを守って正しく走行するように心掛けましょう。


 

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