エゴマ油と亜麻仁油の違いとは?それぞれにこんな効能があった!

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最近、芸能人やモデルのあいだで「エゴマ油」「亜麻仁油」が効果があると話題になっていますよね。

 

雑誌やテレビでも特集が組まれたりして、愛飲している人もかなり増えているそうですよ。

 

さて、そんな2つのオイルですが、名前も似てるしどっちを摂ったほうがより効果を得られるのか気になるところ…

 

特に、ダイエット効果や美肌効果などは合う合わないもあるし気になりますよね。

 

そこで今回は、実際にどんな効果が得られるのか、それぞれの詳しい効果について調べてみましたのでご紹介します。

 

目次

そもそも、エゴマ油とは?

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まずは、エゴマ油からどんな油なのかを知っていきましょう。

 

エゴマとは、シソ科の植物で上の写真のように大葉の葉っぱによくに似た植物で、縄文時代(何千年も前)の頃から食べられていた、日本最古の植物のひとつと言われています。

 

そのエゴマの種子から取れるのが「エゴマ油」なのです。

 

そんなエゴマ油は平安時代初め(約1200年前)頃から搾油が始まったと言われていますが、エゴマの種子には、35~40%の油性成分が含まれており、食用はもちろん、油紙や提灯の灯などの塗布油としてや防水効果があるということで、雨傘や雨合羽などにも塗られていたそうです。

 

このように、色んなところで使用され、日本人の生活には欠かせない油だったのですが、江戸時代の終わり頃より海外から安価なものが輸入されるようになり、生産する農家が激減し、今では自家用栽培を行う方のみとなってしまったそうです。

 

現在、販売されているものの多くが東南アジア(中国・韓国など)原産となっています。国産(日本)のものもありますが、値段は少し高くなっています。

 

亜麻仁油とは?

 

では、次に亜麻仁油について見ていきましょう。

 

亜麻の花

 

亜麻とは、アマ科の1年草で比較的寒い地域で栽培され、青紫のきれいな花が咲く植物で、その亜麻の種子から取れるのが「亜麻仁油」です。

 

エゴマと同様に、亜麻の歴史も古く、紀元前3000年から2000年頃には既に古代エジプトで栽培が行われていたと言われています。

 

古代ギリシアの医師・ヒポクラテスは、亜麻の種子から絞って作られた油には、胃腸の不快感を解消する働きがあることを突き止め、今では「世界最古の健康食品」として、世界にその名を轟かせています。

 

日本に亜麻が伝わったのは、1690年頃(約320年前)で、当時は薬用油として用いられていましたが、中国から安易に輸入が出来たため、日本では亜麻の栽培は定着しなかったそうです。

 

その後、北海道で本格的に栽培され、第二次世界大戦中をピークに栽培されていましたが、1960年頃から化学繊維が主流となったため、1967年に北海道の地から亜麻の姿が無くなってしまったのです。

 

しかし、健康や美容効果があることが研究によって報告され、近年また日本各地で積極的に栽培されるようになったそうです。

 

エゴマ油と亜麻仁油の違いとは?

 

では、ここからそれぞれのオイルにどんな特徴や効能があるのか詳しくご紹介していきます。

 

エゴマ油も亜麻仁油も、オメガ3系のα‐リノレン酸を含んだ健康と美容効果が期待されている、よく似た食用油なのです。

 

また、どちらのオイルも似たような性質を持っており、熱に弱く、酸化しやすいのです。

 

・それぞれの成分含有量

成分 エゴマ油 亜麻仁油
α-リノレン酸 62.4% 56.1%
オレイン酸 13.5% 18.9%
リノール酸 15.8% 15.2%
飽和脂肪酸 8.1% 9.6%

 

このように、含有されている栄養成分を見ても、特に大きな違いがありません。

・エゴマ油の効能と特有成分

 

エゴマ油の主な効能
  • 認知症の予防(脳細胞の活性化)
  • うつ病の改善
  • 美肌効果
  • ダイエット効果
  • 血液をきれいにする

 

エゴマ油には、“ルテリオン”と呼ばれるポリフェノールの一種が含有されています。

ルテリオンの主な効果・効能は、抗炎症作用や抗酸化作用であり、脳の炎症による学習能力や脳機能の低下を抑制・活性酸素の生成を抑制・アレルギ―性疾患の緩和などに効果を発揮します。

エゴマ油は、脳やお肌に対しての効果がありますので、歳をとってきて認知症など心配な方におすすめの油(オイル)です!

・亜麻仁油の効能と特有成分

 

亜麻仁油の主な効能
  • 便秘の解消
  • 美肌効果
  • 生活習慣病の予防効果(高血圧・動脈硬化など)
  • ダイエット効果
  • 血液をきれいにする

 

亜麻仁油には、“リグナン”と呼ばれるポリフェノールの1種が含有されています。

リグナンは、体内に取り込まれると腸内細菌の働きによって抗がん物質へと変化し、エンテロラクトンという物質を生成します。また、亜麻仁油には水溶性と不溶性の食物繊維がバランス良く含有されており、便秘改善やダイエット効果を得ることができます。

亜麻仁油はエゴマ油とよく似た効能ですが、女性に多い便秘などに効果がありますので、お悩みの方は、ぜひ一度試してみてはどうでしょうか?

・味

エゴマ油も亜麻仁油も、少し独特の苦みやクセがあると言われています。

 

筆者も「苦みやクセがあるのは嫌だなぁ」と思いながらも、前々から気になっていたので、ネットの口コミなどを見て、エゴマ油の方が摂取しやすいという声が多かったので、エゴマ油を購入してみました。

 

実際には、臭いもほとんどしませんし、苦みやクセも全然気になりませんでした。筆者は、生野菜サラダや胡麻豆腐にかけたり、トーストに付けて食べています。

 

亜麻仁油に関しては、摂取したことがないのでわかりませんが、クセがあって摂取しにくいと言われており、サラダやカルパッチョなどにかけたり、納豆に混ぜたりして食べるのがおすすめだそうです。

 

ただ、どうしても「油(オイル)は癖があって無理!」という方もいると思うので、そんな方にはサプリメントがおすすめですよ!

 

サプリメントなら、一度に色んなオメガを摂取できるし、ダイエット中でも低カロリーなので気にする心配も必要なし!

 

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まとめ

今回は、エゴマ油と亜麻仁油の違いやそれぞれの効能についてご紹介させていただきました。

 

どちらもよく似た油で、効能も似ていますので、どちらが良いという訳ではありませんので、味も含めて、摂取しやすい方で選ぶのがいいかも知れません。

 

筆者も、エゴマ油しか摂取したことがないので、亜麻仁油についてはわかりませんが、エゴマ油はほとんど無臭ですし、苦みやクセも全然気になりませんでしたよ。

 

もし、油(オイル)自体が苦手という方は、熱に弱い油ですが、出来上がったパスタやピザ、スープなどにかけて食べるたり、摂取しやすいサプリもありますので、そういったものから始めてみるのもいいかも知れませんね。

 

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