田舎から箱(ダンボール)でみかんが送られてきて、一気には食べきれず腐らしてしまったという経験はないでしょうか?
家族が多かったり、近所付き合いなどがあれば早くに食べきったり、配ることもできますが、実際にはなかなか食べきれませんよね。
とは言っても「そんなにみかんはいらん!送ってくるな!」とも言えませんし…(笑)
そんな箱みかんですが、実は送られてきたダンボールのまま保存しておくと、カビが生えたり、腐らすのを早めてしまう原因となります。
そこで今回は、そんな箱みかんを長持ちさせる為にやっておきたい保存方法をご紹介していきます。
箱みかんを長持ちさせる為の保存方法とは?
本来、みかんは常温で保存するのが一番望ましい果物です。
だからといって、送られてきたダンボールのままで保存してしまうと、みかんの傷みを早める原因となってしまいます。
原因としては、箱みかんのなかに1つでもカビが生えてたり腐ったみかんがあると、あっという間に周りの健康なみかんに伝染してしまうからです。
では、そうならない為にもどのようにすればよいか正しい保存方法をご紹介していきますね。
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- まず、送られてきた箱みかんを1つずつ取り出し、傷んでいるみかんが無いかをチェックし、新聞紙の上に並べる。(もし、カビが生えてる、腐っている、汁が出ているみかんがあれば除ける)
- スーパーのかごのような通気性の良いものを用意し、底に新聞紙を敷く。
- そこへみかんのヘタ側を下にし、入れて行く。
- 2段目、3段目もヘタ側を下にし、重なりあわないように綺麗に積んでいく。
- 全部入れ終わったら上に新聞紙を被せ、フタなどせず通気性を良くしておく。
- 風通しの良い冷暗所で保管する。
もし、かごがなければ送られてきたダンボールに入れ直してもOKですが、傷んでいるみかんが無いか、必ず1個ずつチェックするようにしましょう。
また、箱(ダンボール)は通気性が非常に悪いので、上の方のみかんと下の方のみかんを入れ替えることをおすすめします。その際、ヘタ側を下にして入れるのも忘れないでくださいね。
忘れて適当に入れてしまうと、潰れて変な汁が出てきますよ(笑)
そして、かごや新聞紙を使用することで、湿気からも守ることができるのです。
数が少なければ、1個ずつ新聞紙に包むのが望ましいですが、そこまでは面倒臭いですよね( ´∀` )
このように「圧力」と「湿度」に注意して保存するだけで傷みをかなり遅らせる事ができ、日持ちもかなりよくなりますので、是非一度やってみてくださいね。
あと、ワンポイントアドバイスとして、食べる時は、ダンボールの底に近いみかんから食べるといいですよ!
箱みかんの日持ちはどれくらい?
みかんの種類や収穫した時期などにもよりますが、基本的には2~3週間となります。
ただ、エアコンがガンガンに効いてる部屋や湿気の多い部屋で保存しておくと傷みも早くなりますので、出来るだけ涼しくて直射日光の当たらない、冷暗場所で保存するようにしましょう。
冷蔵庫で保存したらいいって本当?
昔からみかんは冷蔵庫で保存したらいいよって聞きますよね。
確かに、カビが生えないように冷蔵庫で保存するというのはいい方法なのですが、箱みかんだと数が数だけになかなか全部、冷蔵庫に入れるのは難しいですよねヾ(-д-;)ぉぃぉぃ
そして、冷蔵庫だと1つ大きな問題があります。
それは、長期間の保存に向いていないということです。
特に温州みかんなどの場合、冷蔵庫で保存してしまうと、低温障害を起こしてすぐに傷んでしまう恐れがあります。
どうしても冷蔵庫で保存したい場合や数がそんなに無い場合は、みかんを1個ずつ新聞紙で包んで、ポリ袋へ入れて保存するといいですよ。
じゃあ、冷凍保存はどうなの?
小学校の給食などでも出ていたように冷凍みかんはどうなんでしょうか?
実際のところ、冷凍保存もOKです。
冷凍庫の場合、湿度も低いのでカビが生える心配もないし、みかんに含まれるビタミンCや糖質などもほとんど変化しないそうなのでおすすめです。
ただ、冷凍保存をする場合、次のポイントに注意して保存するようにしましょう。
皮をむかずそのまま冷凍の場合
冷凍庫での乾燥を防ぐために、一度水で表面を濡らした後ラップに包み冷凍庫に入れ、表面が氷状になれば再度水にくぐらせた後、ラップをしジップロックなどに入れて再冷凍する。
皮をむいて冷凍の場合
水には濡らさずそのままラップに包んで、ジップロックに入れて冷凍庫に入れて大丈夫です。ただ、皮をむかずに冷凍した場合に比べて、日持ちは短くなりますので早めに食べるようにしましょう。
皮をむいて1房ずつ冷凍の場合
この場合も、水に濡らさずラップに包んで、ジップロックに入れて冷凍庫でOK。
小さいお子さんが居る場合は、食べやすいですしシャーベットのようにデザート代わりになるのでおすすめです。
このように、みかんをどのように保存するかで保存方法も異なりますので、注意してくださいね。また、冷蔵庫と同様、箱みかんの場合、数が数だけに全部を入れるのは難しいと思いますので、数個ずつ常温・冷蔵・冷凍と分けて保存してみてはいかがでしょうか。
まとめ
今回は箱みかんを日持ちさせるためにやっておきたい保存方法をご紹介させていただきました。
まずは、カビが生えたり、腐ったりしているみかんが無いのかをチェックし、あれば伝染しないように除けることが重要です。
そのあとは、かごなどに新聞紙を敷き、そこへヘタ側を下にして詰め替えていきます。もし、かごが無ければ、送られてきた箱(ダンボール)でも大丈夫ですが、必ず1個ずつチェックするようにしましょう。
そして、上の方のみかんと下の方のみかんを入れ替えるようにしてくださいね。
日持ちについては、基本的には2~3週間なので、食べきれない場合は、冷蔵や冷凍の保存方法も試してみるといいですよ。