お盆に実家へ帰省する予定だけど、お供え物にお金を包むってありなのか?なしなのか?気になるところ…。
一般的には、果物やお菓子の詰め合わせ、お線香などをお供えするケースが多いので、お金というのはマナー的にどうなんでしょうか。
今回、そんなお盆にお金をお供えするマナーについてご紹介します。
お盆のお供えにお金はあり?なし?
結論から言うと、お盆にお金をお供えするのは、
『 あり 』です!
確かに、お供えというと果物やお菓子の詰め合わせ、お線香などが一般的ですが、実家に住んでいるのが両親だけだと、果物の場合あまり日持ちもしないですし、お菓子の詰め合わせだと量が多くて食べ切るのも大変。お線香も恐らく用意されてますよね。
ですから、お供えにお金を包んで持って行っても、特に問題ないんです。実家ですので、そこまで神経質に考えなくても大丈夫ですよ。
お金を包む場合、相場はどれくらい?
お供えにお金を包む場合の相場は、
大体3,000~5,000円です。
お菓子などの詰め合わせの金額と大体同等ですね。
ただ、「お金は絶対に包まない!」や「初盆や法要がある時は必ず10,000円包む!」などのルールがあるご家庭もありますので、不安な場合や分からない場合は、事前に親や親族に確認しましょう。
お供えにお金を包む際の、袋や表書きの注意点は?
まず、封筒は不祝儀袋、つまりお香典袋を用意しましょう。と言っても、お葬式に行く訳ではないので、黒白の水引きが印刷された、中袋のない封筒タイプのもので大丈夫です。
「自宅に無いっ!」という方は、コンビニや100均でも売ってるので購入し用意しておきましょう。
で、用意ができたら表書きには『御供物料』か『御仏前』、もしくは『御佛前』と書きましょう。
既に印刷されているものを使用するのであれば、その下段に、薄墨の筆ペンでフルネームで名前だけ書いておきましょう。そして裏面にはお供えの金額を書いておくことも忘れずに…。
3,000円を包む場合は裏面に『金参千円也』、5,000円を包む場合は『金伍千円也』と記入しましょう。
まぁ、自分の実家なので、そこまできっちりしたマナーでなくても大丈夫ですが、やっぱりちゃんと金額も書いておいた方が、故人様やご先祖様も喜ばれますよ。
袋へのお金の入れ方って決まってるの?
こちらも実家のお供えなので、そこまで気にしなくてもいいですが、基本的にはお札は裏向きにして入れるのがマナー。
お札は顔が描かれている方が表なので、顔が描かれていない方を表書きの面に向けて入れておくと良いですね。
こうすることで、封筒を開けてお札を取り出した時に、お札が表面を向いて出てきますので…。
下記の動画を参考にしてみるといいですよ!
(出典:https://www.youtube.com/watch?time_continue=51&v=Q7PUhSzwzrw)
ちなみに、お札は新札でも新札じゃなくても大丈夫ですよ。葬儀の場合だと、前もって用意していたと思われてしまうので、新札はマナー的に良くありませんが、お盆のお供えの場合は、どちらでも問題ありません。
とは言っても、あまりにもクシャクシャだったり、破れているお札はお供えするお金として適していないので、それなりにキレイなお札を用意するほうがいいですね。
まとめ
今回は、お盆に実家へ帰省する際に、お金をお供えするのはありか?なしか?についてご紹介してきました。
お盆のお供えにお金を用意するのは、マナー的にも問題ありません。
で、相場は大体3,000円~5,000円くらいですので、お菓子の詰め合わせなどと同等金額を、簡易的なものでいいのでお香典袋に入れて持って行くようにしましょう。
その際、表書きには『御供物料』か『御仏前』と記入し、下段にフルネームで名前を書いておきましょう。包むお札は、新札でも新札じゃなくても大丈夫ですが、顔が描かれている面を後ろにして、取り出した時に表面になるように入れるようにしましょう。
あとワンポイントアドバイスとして、お供えと合わせて手土産(1,000~3,000円)を持って行くと喜ばれますよ。これは、お供えするというより、実家にいらっしゃる方へのお土産ですね。
例えば、ご両親の好きな食べ物や、子供たちが何人か集まるようであれば、子供たちが好きそうなお菓子などですね。
いずれにしても、お盆なので故人やご先祖様への感謝や供養の気持ちを最優先に考えて用意するようにしましょう。