小さい頃にお父さんの会社の方から届く大きな箱の「お歳暮」。
最近は、めっきり見なくなりましたよね(´・ω・`)
箱を開けると、普段飲めないようなフレッシュジュースやお菓子の詰め合わせや紐でくくられたずっしりしたハムなど。子供ながらに、少し贅沢感を味わえるし嬉しかったことを思い出します。
しかし、最近はお歳暮を贈りあったり、上司に贈ったりする会社も少なくなりましたよね。
ただ、贈らないからといって知らないよりも知ってる方が絶対に役立つと思いますので、どうしたら良いのか全く分からない方のために、「会社に入ったら知っておきたいお歳暮の基本マナー」についてまとめたので、ご紹介させていただきます。
お歳暮の基本マナーとは?
お歳暮を贈るなんて、学生時代は皆無だったと思いますが、社会人になると、会社によっては取引先やお世話になった方へ「今年一年お世話になりました!」と贈ることがあるかも知れません。
では、早速基本のマナーを見ていきましょう。
お歳暮はいつ贈ればいいのか?
まず、基本となるのが「贈る時期」です。
昔は、正月を迎える前の12月13日から贈り始めるという風習がありましたが、最近は百貨店などでも、早くからお歳暮の受付を始めるようになった為、11月下旬~12月上旬に贈るのが一般的。
遅くても、12月20日頃までに商品が到着するように贈りましょう。
お相手の情報は間違わずに!
お歳暮はお世話になった方に贈るため、間違えてしまうと大変失礼になりますので相手の情報は手帳に書くか、しっかりメモしておくようにしましょう。
もし、書くものが無い時は名刺や写メなどで、しっかり保存しておきましょう。
<お相手の必要な情報>
- 住所
- 会社名
- 電話番号
- 役職
- 名前(フルネーム)
などです。
特に、役職などは変わっている場合がありますので、事前にしっかり確認しておきましょう。
「のし紙」って必要?
百貨店などにお歳暮の品を買いに行くと、「のし紙はどうされますか?」と聞かれますので、付けるようにお願いしましょう。
<のしの見本>
のしは、紅白の5本(又は7本)の花結びのデザイン(通称=花結び祝い=一般お祝い用)のものを用いるのが一般的。
水引中央の結び目の上に「御歳暮」「お歳暮」と書いて、下にやや小さめで相手の名前を書くようにします。
百貨店などで頼めば印字もしてくれますし、贈り方や書き方が分からない場合は教えてくれるのでおすすめです。
ここまで、お歳暮の基本的なマナーについてご紹介してきました。簡単ですよね!
続いては「どんな相手に贈ればよいのか?」ご紹介していきますね!
お歳暮を贈る相手とは?
お歳暮を贈る際、誰に贈ったら良いのか悩みます。
「あの人には贈ったのに、あの人には贈ってない!」となりがち…。
基本的には、日頃お世話になっていて、感謝を伝えたいと思っている方や遠方に住んでいて、なかなか会うことが出来ないが、感謝の気持ちを伝えたいという方に贈ります。
例えば、日常的にお世話になっている職場の上司や取引先の社長や窓口となっている部署長などが挙げられます。
しかし、場合によっては贈ってはいけない方もいらっしゃいます。
例えば、学校の先生など公務員の方です。基本的には禁止されていますので、職場の上司へ確認するようにしましょう。
また、社内同士でもお歳暮を禁止している場合もありますので、新入社員の方は部署の先輩や総務部などへ確認するほうが良いでしょう。
お歳暮の贈り方ってどうすればいいの?
お歳暮の贈り方ですが、持参する場合と宅配便で贈る場合の2つの方法で贈ることが出来ます。
持参する場合
お歳暮は古くから風呂敷に包んで持参するのが一般的でした。
現代でもお歳暮は持参するのがマナーとなっておりますが、遠方に住んでいて、持参することが出来ないという場合や数が多い場合は宅配便を使っても良いでしょう。
もし、昔から伝わるお歳暮マナーで贈りたいという方は、デパートや百貨店などの紙袋ではなく、綺麗な風呂敷で包み治して持参するのもおすすめです。
持参する場合は、事前にいつ頃、伺うのかを先方に伝えておき、比較的仕事が立て込んでいないと予想される時間帯(午前10時~11時、午後2時~午後4時など)に訪問するようにしましょう。
もし、訪問した際、先方が忙しいようならば、玄関先で品物を渡してすぐに帰宅するのが望ましいです。
万が一、お部屋に通された場合は品物を風呂敷から取り出して、のしの正面が相手から見て読めるように向きを変えて、手渡しするのがマナーです。
宅配便の場合
遠方に住んでいる方へお歳暮を贈る場合のマナーですが、先ずお歳暮を贈る方へ送り状を郵送します。
必ず品物よりも先に送り状が先方に届くようにしましょう。
どうしても送り状が品物よりも先に届かないという場合は、品物と同封するようにします。
送り状には、日頃の感謝の気持ちの言葉やお歳暮を送ったことをしっかり明記して送るようにしましょう。
まとめ
今回は「会社に入ったら知っておきたいお歳暮マナー」について、ご紹介させていただきましたがいかがだったでしょうか。
古くから行われてきた日本の風習「お歳暮」ですが、最近はあまり人と関わったり、深くお付き合いをすることも少なくなってきました。
是非、この機会に会社の直属の上司やいつもお世話になっている仕事で付き合いのある方などに、感謝の気持ちを込めてお歳暮を送ってみましょう。